どうも、HANZAWAです。

今回のファイナンス基礎講座は、リスクファクター最終回ということで、真の負債コストを求めていきます。

前回の講座はこちらです。

それでは張り切ってまいりましょう!

税引き前負債コストは、

①会社の発行する長期社債の利率
②リスクフリーレートにスプレッドを上乗せ

の二つの方法で実務では求めているということを前回やりました。

ですが、実はこれで求めた負債コストをそのまま資本コストを求める時に用いることはできないのです。

なぜなら・・・

負債には、節税効果があるからです!

会計をかじったことがある方、もしくは経営者や財務関係のお仕事をしている方なら常識であると思うのですが、企業は利益を計上する際、負債の利子は費用に含めることが出来るのです。

有利子負債の利子は、支払利息という場所に含めることになり、営業外費用として営業利益から引かれるのです!

つまり、この利子で払う分に関しては、税金がかからないんですね。

そりゃ費用として出ていってんねんから税金かかるわけないやんて話なんですけど、これはとても重要なのです。

例えば、負債の利子を1億円払わなければならないとします。

税率を40%とすると、あなたはもしそれが費用として出て行かなかった場合、4000万円の税金を支払わなければなりません。

ですが、これは損金として税金が控除されるため、4000万円税金を節約できていると考えることが出来るんですね。

つまり、本来は利子の1億円をはらって、さらにお国に税金をしはらわないとだめなんですけど、この1億円のお陰で、あなたが実際に払うのは、利子の1億円と、もともとの税金から4000万円減ったものを支払えばいいことになるのです。

つ・ま・り あなたが実際に払うのはもともとの税金プラス利子1億円マイナス4000万円なわけです。

ここで、実務では、この1億円マイナス4000万円の6000万円が実質的な利子であると考えるのです。

つまり、税引き後負債は、法人税率をt%とすると、

(1-t)×税引き前負債コスト

となるわけです。

どうでしょうか。少し面白い考え方だと思いますが、よくよく考えると資本コストを考える上では理にかなっているといえますね。

これで、めでたく資本コストを完璧に理解することが出来、リスクファクターを卒業です!
お疲れ様でした!

次回は、折角NPV、リスクファクターと扱ってきたので、企業価値を評価するDCF法を解説していきたいと思います。

ファンダメンタル派といわれる投資家の皆さんや、ヘッジファンドなどの機関投資家も、この方法を使って企業価値、さらに株価算定を日々行なっているので、幅広い方々が理解するに値するテーマだと思います!

これが終われば、PERやPBRなどの考え方や、会計など、他の色々な話題に触れていきたいと思います。ファイナンスは奥が深く、とても色々なテーマがあるので楽しい分野ですね!

はい。ちょっとオタクっぽくて気持ち悪いですが、次回も楽しみにしていてください。

ではでは。

///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
外資系投資銀行マンがお教えします、Excelビジネスシミュレーション、財務モデリング無料動画講座はこちらから。有料動画講座はこちら。Excelを業務でつかうビジネスマンだけでなく、現役の経営者の方や、財務・会計・経営に携わるビジネスマン、財務・会計・経営に興味のある就職活動生、外資系投資銀行に興味のある就職活動生、簿記をとりはしたがいまいち自分のものになっていない方々など、幅広い方にお勧めします!
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


SNSのボタンと合わせて、押して頂けると、日々の励みとなります!

人気ブログランキングへ